探偵-哀しきチェイサ- AT 紀伊国屋サザンシアター

探偵-哀しきチェイサ- AT 紀伊国屋サザンシアター
公式サイトはここ
http://www.co-colo.com/live/tantei-2011.html
以前、ジュリーの
ニーノロータへのオマージュのコンサートに行ったことがあります。
場所はグローブ座。かれこれ10数年前です。
そこで当時、コンサートでほとんど歌わなかった「追憶」を歌ってくれたのは
すご印象に残っております。
今回はもう少し新しい、曲(と言っても1970年代後半)をベースにした芝居です。
では、今回の感想を
うーーーん、かなり良い、
これが素直な意見です。
もう少し、スター、「ジュリー」におんぶに抱っこの
内容かと思いましたが、かなり骨太のストレートな内容の作品だったと思います。
まさに、ハードボイルドな舞台でした。
とくに物語の最後、もう一度人生をやり直そうと思った、好きになった女性にも
妥協しないところはとても筋が通っていて良かったです。
その後、バーのママの再婚は予想だにしなかったので、ラストのハートフルな舞
台を彩るものでした。
このハートフルで人情あふれる世話物として、この芝居は成り立っているので日
本人なら誰でも共感できると思います。しかし、犯人の動機、いわゆる、女同士
の嫉妬については、私は良くわからない感情でした。この犯罪の背景には、とて
も興味のある「タテ型社会」の構造があり、この枠が壊れそうになるところはと
ても面白かったです。とくに、波止場のシーンはすごく良かった。とにかく終わっ
て思ったことは、だまされ続けることから、信じることの価値を提示できるとい
うことでした。すごく単純なことです。でも、私は途中までこのことに気がつき
ませんでした。だから、直感で信じることが出来る関係を築けた、主人公の二人
はすごくかっこよいと思う。
個別には
ジュリーはその歌唱において圧倒的でした。
また、久しぶりに昔の劇団、「遊○機械全自動シアター」(確かこう書いたと思
う)の高泉さんの演技を見ることができたのはとてもうれしいことでした。どう
いういきさつがあったのかわかりませんが白井さんとともにユニークな劇団でし
たし、少年の役をやる、高泉さんがとても良いキャラクターを生んでいたのを思
い出します。そんなこんなで、楽しくて、リラックスの出来る舞台でした。
最後に
高泉さんの衣装とて良かったと思います。
音楽は、ピアノ一本でも十分でした。
しかし紀伊国屋サザンシアターは始めて行きましたが、代々木の方が新宿よりも
近いですね。
電車賃も安いし。。。今度からそうしよう。

投稿者: zuikou

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